熟年ペア『みやこ鳥』のドローン空撮日記

ジオサイト・史跡・遺構マニアが撮影した空撮動画紹介ブログです。旅行記も綴ります。

             ※情報は撮影当時のものです。飛行計画を立てる際に、必ずご自身でお確かめ下さい。     

#208 長野県 米子(よなこ)大瀑布

長野県と群馬県にまたがる四阿山(あずまやさん)のカルデラを流れ落ちる2本の大滝が「米子大瀑布」です。

 

四阿山は約34万年前に噴火してカ直径約3kmのルデラができました。

カルデラの北部は割れて米子川が流れ、右が「不動滝」落差89m、左が「権現滝」落差82mです。

この規模の大滝を同時に見られる場所は日本では珍しいです!

 

日本の滝百選、国立公園特別地域、周辺にある十数条の滝を含め「米子瀑布群」として国指定名勝に選ばれています。

 

2本の滝壺から遠くない位置に米子瀧山不動寺開山の聖地「奥之院本堂」があります。

2本の大滝は御神体でもあります。

 

須坂から標識に従って進めば米子大瀑布駐車場まで行けますが、道はかなり狭いです。

紅葉シーズンはマイカー(単車も)規制がかかりますのでHPなどで確認が必要です!

イカー規制の日にはシャトルバスが運行されるようです。

また、「保全入山協力金」として一人500円収めました。

 

駐車場にはトイレもあります。

遊歩道は周遊すると(滝見学や写真撮影も含め)2時間ほどは必要だと思うので、必ずトイレに行きましょう!

 

駐車場の警備員さんからは「熊スプレーは持っていますか?」と声をかけられました。

私たちは鈴しかありませんでしたが、多くの方が片手にスプレーを持った状態で入山していました!

この時(2025年10月中旬)は、「下ではクマの目撃詳報はあったが、山ではまだなくて、今日はたくさん人が入っているから大丈夫だろう」と言うことでした。

歩き始めるとすぐに分かれ道があって、楽に滝までいきたかったので不動滝方面(右)にいきました。

「一人ずつ渡る吊り橋」を注意して渡り、足元に注意しながら緩やかな登り坂を30分ほど進むと不動滝の滝壺付近に到着します。

次に米子不動尊奥之院に向かいました。

横にはカフェもあって一休みしているハイカーもおられました。

奥之院の裏から権現滝のビューポイントに行けるようですが、私たちは川を渡って対岸の展望所へ向かいました。

この川の上流に権現滝があります。

ひらけた草原なのは、かつてここが硫黄鉱山だった名残です。

「日本の滝百選の標柱」があって、記念撮影にはぴったりです。(1枚目の写真)

 

米子大瀑布の空撮映像はこちらです↓


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ここのメインはもちろん滝ですが、草原の後ろに聳える一枚岩の岩壁も大したものだと思い撮影しました!

硫黄鉱山の岩山も空撮はこちら↓↓


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次にビューポイントの東屋に向かいましたが、ここからの景色が一番気に入りました!

あとはひたすら駐車場に向かって下り坂の九十九折りです....かなり急坂...

 

今回は初めに右の道を選んで滝壺に向かいましたが、結果から言うと、左の九十九折りの急坂を登ってまず展望所へ向かうべきでした!

長い急な下り坂は膝にきましたし、何回もここを訪れているようなカメラマンの方々は皆さん急坂を登って展望所に登って、滝壺の方から駐車場に戻って来られていました。

 

今まで何本か滝の撮影はしてきましたが、米子大瀑布は群を抜いて「一番壮大で美しい滝」でした。

訪れることができて本当によかったです。

 

【ドローンノート】

Mavic4pro・Mavic3pro

米子大瀑布は北向きに流れ落ちる滝で、天気がいいと滝が影になってしまう難しいロケーションです。

今回は曇りで、紅葉は輝きませんでしたが、滝はきれいに撮ることができる絶好の天気だったと思います。

 

足場が悪く水平な地面がないときはハンドリリースで飛ばしています。

4proはプロペラ始動の際にブレが大きく機体も3proより重たく丸いので、今回1本目始動の際に地面に落としてしまいました...

(後日、4pro始動時のブレの大きさを確認したところ、1本目の始動の時には激しくブレるものの、2本目では静かに回りました...。不思議な機体です。いずれにせよ、プロペラを回す時に気をつけなければならないことに変わりはないですが。)

 

サブ機として3proを持っていたのでことなきを得ましたが、サブ機の重要性を再認識した撮影でした。

滝自体が大きいので、撮影の際には150m超の許可を取る方がいいと思います。

紅葉シーズンが始まっていたので、カメラマンがたくさん来ていました。

今では見ることもなくなった大型カメラ(黒い布をかぶってピントを合わせるカメラ)で撮影している人もおられました。

デジタル写真と違って、おそらくとても透明感のある美しい写真に仕上がるのだろうと思います!