【3日目 佐渡金山周辺】
佐渡島は遠く、島は大きいので、連泊して観光する旅行客は多いです。
私たちが泊まったホテルにもアメリカ人らしい年配のカップルが二組おられて(4人で旅行をしておられた)、専属の通訳さんと大型ワゴン車で島内観光をしておられました。
私たちもホテルで美味しい朝食をいただいて、いよいよ今日から佐渡島の撮影です。
まず、佐渡金山周辺の撮影(高任公園、道遊の割戸、北沢浮遊選鉱場跡、大間港跡)です。
「佐渡金山」と言いますが、実際には金銀の採掘が行われたそうです。
佐渡金山巡りで最も有名なのは「宗太夫(そうだゆう)坑」ですが、今回は「道遊(どうゆう)坑」から入って高任公園に抜けました。
当時使っていた物そのままに展示してありました。
ここからは「道遊の割戸」がよく見えます。
山がパックリ割れていますが、これは江戸時代からの露天掘り跡で、鉱脈を掘っているうちに山が割れてしまったためにこんなことになってしまったそうです。
山頂部の割れ目は幅30m、深さ74mもあります。
道遊脈はとても優良な鉱脈で、明治以降も割戸の下では開発が進められていました。
動画はこちらです↓
今回きちんと撮影できなかったのですが、金山第3駐車場前にある「搗鉱場跡」は美しい遺構です。
有名でもなく訪れる人も少なく、木々に包まれて静かな時の流れを感じられます。
次に向かったのは北沢浮遊選鉱場跡です。
前回こちらに来たのは10月で、遺構がよく見えていたのですが、今回は草が生い茂ってコンクリートが十分見えなかったのが残念でした。
浮遊選鉱法で金銀を選鉱するのは日本で初めての技術で、最盛期は1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理したそうです。
ここの見所は(個人的には)50mシックナーだと思います。
動画はこちらです↓
次に行ったのが大間港跡です。
こちらの港からは、佐渡金銀山で採掘された鉱石などが運び出されていました。
ドローンで上空から見ると、北沢浮遊選鉱場は目と鼻の先です。
海の美しさはもちろんですが、トラス橋やクレーン台座以外に、たたき工法で作られた石積み護岸のモザイク模様も美しかったです。
ドローン映像は、こちらです ↓↓
【ドローンノート】
Mavic3classic
とてもいい天気で、暑くて、すっかり日焼けしてしまいました。
こんな日は車中の高温に注意をして、日陰があればなるべく日陰に駐車するようにしています。
レンズフィルターは32にして、プロポのモニター(タブレット画面の照度)を最高に明るくしています。