明治18年から進められた牛伏川の砂防事業の最終期、大正5年に作られた石造の流路です。
東西延長約141mの水路内に、階段上に連続した19の床固(とこがため)と護岸工があり、美しい景観を作っています。
フランスのバス・ザルプ地方の流路工を参考に設計されたことから、フランス式階段工といわれています。
周辺の地形に合うように考えられた独特な階段流路は、熟練した石積み技術によって作られていています。
流水路の一帯は落葉樹が群生しており、新緑と紅葉と階段工との調和も美しいです。
川沿いには遊歩道が続いていて、のんびり散策も楽しめます。
牛伏川の水も豊かな自然を育んでいるようで、水生昆虫を食べるカワガラスを見かけました。
撮影日は雨が降っており、少ししか撮影できませんでしたが...
ドローンの映像をご覧ください ↓↓
www.youtube.com (2021年10月撮影)
【ドローンノート】
Mavic2pro
雨が小降りになったので空撮に踏み切りましたが、離陸場所の確認に時間がかかってしまったり、散策される家族づれがおられたりして、飛ばすことができた時には雨が降り始めてしまいました。
川を下流から撮影するときは、必ず補助員に高度の確認をしてもらわないとモニターの高度だけでは川に墜落してしまいます(障害物センサーが働きますが、危険です)。
...牛伏川(撮影ポイント)は肉眼で見ているよりも急勾配の川でした...
落葉の季節でしたが、木々が茂っている季節なら、枝に衝突しないように注意も必要で、プロペラガードをつけた方が安全かもしれません。
牛伏川の上には高圧線が走っています。
この時は高度を上げて上空からの撮影もしましたが、高圧線の影響か(当方の操作ミスか?)映像が撮れていませんでした。