ドローン空撮で美しい風景を伝えたい

伝え残したい日本の絶景を求めてドローン行脚中『アーバンフォーゲル絶景空撮』の撮影地紹介や裏話を綴ります

 ※情報は撮影当時のものです。飛行計画を立てる際に、必ずご自身でお確かめ下さい。     

No.63 鹿児島県 曽木発電所遺構

鹿児島県伊佐市にある曽木発電所遺構です。

 

1909年(明治42年)に竣工し、出力は当時国内最大級で、ここで生まれた電力は牛尾大口金山に送られていました。

1965年(昭和40年)に鶴田ダムが完成し、役目を終えた曽木発電所は水没してしまいました。

 

この遺構は、渇水期の5月から9月の間しかレンガ造りの建物が姿を見せません。

時期を見計らい都合をつけて必ずいきたいと思っていましたが、2021年7月10日の豪雨で建物の一部が倒壊してしまいました。

 

2022年5月、伺った時は再建作業が行われていました。

 

担当の方にお話を伺うと、見つけられる限りのものを川の中から探して、倒壊前の状態に戻す予定だそうです。

 

遺構が水面から顔を出す渇水期の間しか作業ができないので、長い時間がかかるようです。

次来た時にはどんな姿になっているのか、見守っていきたいです。

 

空からご覧ください。


www.youtube.com (2022年5月撮影)

 

【ドローンノート】

Mavic3

展望所から離発着しましたが、観光客も多いので気を使いました。

展望所周りは木が茂っているので、視界が広くはありません。