ドローン空撮で美しい風景を伝えたい

伝え残したい日本の絶景を求めてドローン行脚中『アーバンフォーゲル絶景空撮』の撮影地紹介や裏話を綴ります

 ※情報は撮影当時のものです。飛行計画を立てる際に、必ずご自身でお確かめ下さい。     

No.84 和歌山県 天神崎

和歌山県田辺市の天神崎です。

ここは田辺湾に突き出した岬で、日和山を中心とする丘陵部と潮が引いた時に顔をみせる岩礁部で形成されています。

 

駐車場もトイレもありますが、岬の道は大変狭く、田辺市観光協会では「元島神社方面から入り、反時計回りに走行すること」を推奨しています。

釣り人、観光客、近隣住民の散歩など人通りは少なくありません。

 

1974年(昭和49年)、この岬を高級別荘地として開発する計画が起きた時に、この自然を守るために市民活動が起き、「天神崎の自然を守るかい」が土地を買い取る運動が起きました。

自治体の協力もあり、1985年に業者が持っていた土地を全て買い取る事ができ、1987年に日本におけるナショナルトラスト第1号に認定されました。

 

生息する生物・植物に希少なものは少ないが、陸と海のつながりが自然環境を豊かにしていることは確認されており、どちらも保護されている天神崎は貴重な存在です。

 

条件が揃うと(潮位・夕日・天候など)ウユニ塩湖のような景色が見られると、話題になりました。

この時は潮が引きすぎで、ウユニ塩湖にはなりませんでした。



では、空からご覧ください ↓


www.youtube.com (2023年2月撮影)

 

【ドローンノート】

Mavic3

事前に潮汐表は調べていきました。

思っていたよりも釣り人が多く、低空での飛行はしませんでした。

風は2~3m/sでした。

岩礁は平らで、地面からの離発着ができます。